| 名 称 |
髭撫祭 (佐原市無形文化財指定) |
| 神社名称 |
側高神社 (電話:0478-57-0446) |
| 御祭神 |
天神(あまつかみ、造化三神)
天之御中主神
高皇産霊神
神皇産霊神 |
| 神社由緒 |
経津主神社三十六ヶ深秘書(長保2年香取大宮司神主佐午かしら従五位上武名の奥書)に“
瓊瓊杵尊降臨之時鎮座是高天原也 ”とあるように、天孫が降臨したときに、経津主神(香取神社の祭神)が“
高天原の神 ”を奉齋(神仏を持ってきて祀ること)したのが起源。 |
場 所 アクセス |
| ・側高神社 (電話:0478-57-0446) 千葉県佐原市大倉 |
・電車:JR成田線・香取駅から徒歩約30分
・自動車:東関東自動車道・佐原香取ICから約7分
・バス:佐原駅からあり(詳細未確認) |
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| 祭開催日 |
1月10日(土・日曜日無関係) 13.30頃〜15.00頃 |
| 参考資料 |
側高神社社務所発行パンフレットなど |
| 髭撫祭由緒 |
約800年前の鎌倉時代の建保2年に始められたとされる五穀豊穣・子孫繁栄を祈願する奇祭。大倉村の氏子を氏族別に18組に分け、毎年交代に祭り当番を務める。この当番の引き継ぎの行事として髭撫祭が行われる。
髭撫祭の次第は、最初に境内の毘沙門天を祀った祠の前に敷かれた筵の席に去年の当番と請当番が向かい合って座り、神職の采配により引き継ぎの行事が行われる。
引き続いて、神社境内に注連縄を張り、鶴・亀が遊ぶ蓬莱飾りを飾った席に、当番と請当番が東西に別れて酒豪を競う。参加者は、紋付き羽織りに袴の礼装を威儀を正し、3人づつ席に着き、七引き合いの杯事を行う。最初、約2合入る杯を一杯飲む組から始まり、三杯、五杯、七杯、七杯、五杯と組が入れ替わり飲み干す。この間、雰囲気が盛り上がると規定の杯数を越えて、杯を勧める。この勧める合図を“
髭を撫でる ”ことで行うことから髭撫祭の名前がついた。しかし、請当番側が髭を撫でると逆撫でといい、三杯の追加になる。古い記録にも「強いて三杯飲ましむる例なり」とあり、俗に「ひげなでさんばい」とも呼ばれている。
席の前には焼いた小鮒と鮭の切り身を刺した1m近い長さの竹串を飲み干すたびに地面に挿す。これを食べると一年の無病息災の御利益があるといわれ、村民が持ち帰る。 |
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2005年の
状 況 |
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当日は、たまたま成人の日の祝日にあたり、また、晴天に恵まれ例年にない人出とのことであった。
立派な髭を大げさに撫でる仕草もおかしく、来賓の野次も威勢がよく、新春にふさわしい陽気で楽しい行事である。 |
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| 祭りのスタートは、神職を先頭に神輿(大きめの1社の神棚のようなもの)を大きなマスクを付けた2人が担ぎ、髭を付けた当番組が社殿を1周する。アメリカのあの有名なリンカーン大統領は、少女の助言により髭を生やして貫禄をつけて大統領選挙に勝ったというが、日本人にも髭はよく似合う。(リンカーンの髭は顎髭) |
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社殿を1周した後、社殿の中で神職はじめ関係者による神事が行われる。
続いて、境内の毘沙門天(多聞天)を祀った祠の前で年番引き継ぎの行事が行われる。これは筵の席に神職と当番、請当番の組頭、副組頭、世話人の代表者が向かい合って座り、神職の采配により行事が行われる。
神前には見事な“ 目の下三尺 ”もあろうかと思われる60〜70cmの鯛などの供物が供えられている。 |
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| 髭撫祭の会場は、右手の鶴・亀を飾った蓬莱山の前に神職が立ち采配を振る。正面が髭を蓄えた当番組、手前に各組の人たちが座り、左手には県会議員、市会議員、小学校の校長などの来賓が座る。 |
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| 県会議委員などの来賓は、各組の人たちの飲みっぷりなどに“ 一気に飲め ”、“
飲みっぷりが悪いぞ ”などと野次を飛ばす。各組の人たちは入れ替わるが、来賓は入れ替わらないので、いちばん多く飲むことになり、時間がたつにつれて野次も多くなる。 |
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髭をはやした当番組の人たち(当番組のみ付け髭をつける)は、規定の杯数を飲んだあとで興がのると2回・3回と髭を撫でる。そのたびに杯を満たして飲まなければならない。杯は約2合はいるとされるが、実際注ぐのはお猪口2〜3杯である。それでも飲めない人がおり、備え付けのバケツに飲ます。(絵の右端の青いポリバケツ)
この髭撫祭は、おびしゃの一種といわれるが、今は弓矢を射るなどの行事はない。小鮒などを刺した竹串の長さが矢の長さほどあり、小鮒や鮭の切り身が矢の羽のように見えることから、この竹串が昔の弓矢を用いたおびしゃの名残と思われる。 |
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