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| 神社、お寺や橋などの建造物の高欄、欄干や手すりにも擬宝珠が付けられています。どんな形態の擬宝珠があるか調べてみました。 建造物の擬宝珠は、年がら年中風雨にさらされているため、耐久性、耐候性などの条件をクリヤーしなければならないこともあり、円柱にはかぶら型の擬宝珠、角柱には角形の擬宝珠がほとんどであり、形態の種類は少なく、またかぶら型は、扁平なものや細長ものなどありますが屋台の擬宝珠ほど多様ではありません。どんなに豪華な彫刻がちりばめられた神社・仏閣でも擬宝珠は非常に地味です。 |
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| 建 造 物 の 擬 宝 珠 | ||||||
| 浅 草 ・ 浅 草 寺 |
多くの建造物が建っている浅草浅草寺境内には3〜5種類の擬宝珠がある。擬宝珠に焦点を絞って境内を歩くのも興味深い。 | ![]() |
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| 円柱にかぶら型のオーソドックスな形状の擬宝珠。円柱はコンクリートでできており擬宝珠を柱に止める鋲は必要ないが四方に鋲の形をした叩き出しがある。(観音堂) 銭塚地蔵堂にはオーソドックスな円柱・かぶら型の擬宝珠が付いている。 |
橋の欄干の円柱の擬宝珠はかぶら型の下に蓮の葉のような飾りが付いている。(聖観世音菩薩横の橋) | コンクリート製の橋の欄干の角柱の擬宝珠は、角柱の太さと同じで色だけ変えた簡素な形状である。(観音堂横の橋) この形態のものは、「帯入親柱」とも言われるがここでは擬宝珠とした。 |
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| 成 田 山 新 勝 寺 |
成田山新勝寺の擬宝珠の多くは2種類で、その他のものは少ない。一つは「角柱と一体の四角い擬宝珠」で塀や手すりなどに多く使われている。他の一つは典型的な「円柱にかぶら型擬宝珠」で三重塔などの建物の欄干に使われている。その他は角柱にかぶら型擬宝珠(絵A)が見られる程度である。 | |||||
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| 境内の欄干や手すりなどに多く使われている角柱と一体の四角い擬宝珠。 | A:亀がたくさんいる池に架かる橋の手すりの、成田山新勝寺では珍しい角柱にかぶら型の擬宝珠。 | 三重塔、太子堂、大塔などの朱塗りの木やコンクリートの円柱の典型的なかぶら型の形状の擬宝珠。 (三重塔は国宝に指定されている) |
釈迦堂、開山堂の白木の円柱のかぶら型擬宝珠。同じ境内の中でも建物によってかぶら型の形状は違っている。釈迦堂の擬宝珠は、球形に近く、首が細く長い。金冠と柱の太さに差が大きい。金冠の裾の部分が円筒。 | |||
| 宗 吾 霊 堂 ・ 成 田 市 |
千葉県成田市の宗吾霊堂には、本堂はじめ約10の建物がある。擬宝珠は本堂の高欄と宗吾霊堂入り口を囲う塀に付いている。本堂の擬宝珠(右絵左)は、円柱にかぶら型、塀(右絵右)には角柱に四角い擬宝珠が付いている。その下側の手すりには、角柱にそれより一回り細い四角い擬宝珠が付いている。 擬宝珠の形状は、ほとんど球形に近く、また高欄にも特徴がある。 | ![]() |
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| 柴 又 帝 釈 天 |
柴又帝釈天の二天門、帝釈堂、祖師堂、釈迦堂、鐘楼などの高欄に付いている擬宝珠は、右絵左に示すように全て円柱にかぶら型のスタンダードなものである。 柴又帝釈天入り口の二天門の両脇の石の塀には、右絵右のような角柱に四角い擬宝珠が付いている。これは、成田山新勝寺や成田宗吾霊堂の塀の擬宝珠と同じ型である。 |
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| 布 施 弁 天 ・ 柏 市 |
布施弁天には山門、本堂、鐘楼の高欄に擬宝珠が付いている。これらの擬宝珠は全て円柱にがぶら型である。(右絵左) 他には山門から本堂へ登る石段の手すりに右絵右のような角柱に比較的背の低いかぶら型擬宝珠が付いている。他の寺院に見られる角柱に四角い擬宝珠はない。 |
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| 香 取 神 宮 ・ 佐 原 市 |
千葉県佐原市の香取神宮には、神徳殿、楼門、手水舎、本殿、神庫など10以上の建造物があるが擬宝珠の付いた高欄は、右絵の拝殿の欄干だけしか見つけることはできなかった。この擬宝珠は円柱にかぶら型のオーソドックスなものである。 |
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| 鹿 島 神 宮 ・ 茨 城 県 |
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮には、7〜8の建物があるが擬宝珠の付いているのは拝殿と奥宮の仮本殿の高欄である。擬宝珠の形は円柱にオーソドックスなかぶら型である。 |
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| 拝殿の高欄と擬宝珠。 | 奥宮の御祭神が祀られている仮本殿。 | |||||
| 靖 国 神 社 |
靖国神社には拝殿、本殿、能楽堂、到着殿、斎館、祭儀所、南門、参集所、手水舎など多くの建物があるが、擬宝珠は拝殿にのみ付いている高欄の拝殿への登り階段の両サイドに1個ずつ計2個だけ付いている。もっとも柵の中の奥深くにある本殿などは柵外からは高欄、擬宝珠があるかないか充分確認できなかった。 | ![]() |
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| 中 国 |
紫禁城はじめ中国には橋の欄干などに多くの擬宝珠が見られる。石造りのため柱と一体である。日本の擬宝珠も中国から渡来したものと思われる。 | ![]() |
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| 紫禁城・太和門前の広場の塀の擬宝珠は、大理石の角柱に丸い飾りが付いている。 | 紫禁城・太和門前の金水河にかかる五橋 柱に対してかぶらの部分が大きく、二段重ねになっている形状。(*25) |
北海公園・北京・入り口 紫禁城・五橋のものより縦長でかぶら型と言うより柿型と言った方がぴったり。二段重ねのデザインは同じ。(*25) |
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| 宗吾霊堂・成田市の擬宝珠は、かぶら型の中でもほとんど球形をしており、また斗束の部分にも工夫がされており、架木を輪にした斗束で受けている。他の建造物との差別化の意図が感じられる。 | |
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| 宗吾霊堂・本堂 まん丸な擬宝珠と輪にした斗束で架木を受けている高欄。 |
柴又帝釈天・本堂 標準的な高欄の斗束。 |
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