成田祇園祭

土屋区新江戸型山車法楽・披露行事
 成田祇園祭・土屋区の昭和49年(1974)に作られた成田型山車がこの度江戸型山車に更新された。旧山車は、上下しない3段の高欄の最上段に人形が載る成田祇園祭独特の成田型山車であったが、鉾と人形が上下するいわゆる江戸型になった。その法楽・披露の行事を見に行った。
 2007年6月17日11.00から行われた祝賀会には市長・県会議員・成田祇園祭各町内の役員や若者頭が出席するなか、成田山新勝寺の山崎寺務長などにより法楽が行われた。その後、区長の挨拶や山車製作に貢献のあった人たちへの感謝状の贈呈などがあり、道路に引き出された山車では、土屋囃子連清和会によるはやし初めがあるなか、行事は無事終了した。
 山車は総欅作りの立派なもので、名古屋市の彫刻工房による彫刻や京都市の著名な工房の彫金・幕などで飾られている。
市長や県会議員も参列 多くの招待客や町内の人たち立ち会いの上法楽が行われた
市長や県会議員など多くの招待客や地元町民が参列する中、成田山新勝寺の僧侶による法楽が行われ、最後に塩と酒で山車を清めた。
土屋区の新江戸型山車
土屋区の新江戸型山車の人形
新江戸型山車。囃子座は佐原囃子の多人数(10人ほど)が乗るため広く、後部鉾部分は小さめになっている。成田祇園祭には、同じ形の花崎町の山車があり、成田型江戸型山車とのアナウンスがあった。
概要は次のとおり。(出典:土屋区などが発行した法楽・披露資料)
形式 江戸型 総欅作り
前部囃子台唐破風屋根 後部三層 鉾・人形せり上がり式
全長 4.3m (屋根鳥衾まで)
全幅 2.5m (屋根幅)
高さ 4.5m (枠・人形を格納したとき)
6.0m (せり上がり時)
製作 山車:浜松市 小池工務店
人形:高崎市 (株) 晃月人形
彫刻 懸魚:伊弉諾尊・伊弉冉尊の国生み
中段欄間:古事記物語を題材
 G天照大神「天の岩戸開き」
 G素戔嗚尊「八岐大蛇退治」
 G邇邇芸命「天孫降臨」
他の場所:四神・昇降龍・獅子など
人形 大穴牟遅神
 (おおなむちのかみ、大国主命)
四方幕:獅子の刺繍
下幕:波に千鳥の刺繍
立体感のある唐獅子が刺繍された四方幕 伊弉諾尊・伊弉冉尊の国生みの懸魚(兎の毛通)
太く長い引き綱
立体感のある唐獅子が刺繍された四方幕。幕の下の中段の右側欄間の彫刻は、天照大神の「天の岩戸開き」で踊る天鈿女命や岩戸を開ける天手力男命など精緻に彫り込まれている。また、人形座高欄下の三味線胴には、青龍・朱雀・白虎・玄武の四神の彫刻が彫り込まれている。(左絵)
伊弉諾尊・伊弉冉尊の国生みの懸魚(兎の毛通)。棟飾りは、巻葉型鬼瓦風の中央に「土屋」を彫り込んだ彫刻を飾る。(右絵上)
引き綱は、坂の多い成田ならではの径が5〜6cmもある太く長いもの。子供など手の小さな人には持ちきれないほど太い。(右絵下)
土屋区旧成田型山車
土屋区旧成田型山車の源為朝の山車人形
昭和49年(1974)製作の旧成田型山車。人形は鎮西八郎 源為朝。
  
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