栃木・群馬・埼玉の祭り
千葉・茨城の祭り 東京・日本の祭り
屋台・山車の誕生
 現在の祭りで引かれている古い屋台・山車には、鹿沼秋まつりの1600年代末に作られたものや1700年代初頭に作られたものが高山祭にある。しかし、高山祭の各屋台が作られた年は、現在の形に大改造された年を示したことや、古いものほどその創建は不詳のことが多く、実際に作られた年を確定するのは難しいものが多い。
 また、例えば、秩父夜祭の現在の屋台が作られたのは、1800年代末期から1900年代前半であるが、文献に初出するのは、1600年代後半である。この間、最初から現在の形の屋台だったわけでなく、繰り返し作り続けられるなかで現在の形になったと思われる。
 各祭りの屋台・山車の製作年は、大まかに三つに分類できる。
 一つは、昭和初期までに作られた古い屋台・山車をだいじに引き回しているグループである。このグループには、とちぎ秋まつり、秩父夜祭、高山祭、はんだ山車まつりなどがあり、高山祭の行神台などのように途中で当然修理などは行われているものの、300年近く引かれ続けているものがある。また、はんだ山車まつりの力神車・亀崎も200年近く引かれている。
 二つ目は、古い屋台・山車は守りつつ、新しいものを作り続けているグループである。このグループには、川越まつり、本庄まつりなどがあり、川越まつりの古いものは、170年以上引かれているが、新しいものは現在建造中のものもある。
 三つ目のグループは、古くなった屋台・山車は、他の町へ譲ったり、廃棄して新しいものに更新しているグループである。このグループには、石岡のおまつり、成田祇園祭などがあり、100年程度で更新されているようである。新しく更新するのは、屋台・山車にガタがくることが最大の理由であろう。それは、旋回するための舵取り装置が付いておらず、車輪を滑らせて旋回するため、ガタが出やすかったり、「ソロバン引き」などかなりハードな引き方により同じようにガタが出るためである。このような引き方や旋回の仕方は、見物人にとっては楽しい見所である。また、現在家庭の神棚は壊れることがないので、一度買うとよほどのことがないかぎり替えることなく祀っているが、古くは定期的に置き替えたといわれている。屋台・山車もこれと同じ考え方で定期的に更新されてきたことも考えられる。
 各屋台・山車ごとの製作年は、上の3つのグループ分けした祭りからジャンプします。
山車の製作年
注1)誕生は、現有の屋台・山車の製作、および、確立された時期とした。
  2)■は、製作年が明確でなく、“頃”を示す。
  3)◎は、他の町からの購入時期を示す。
This Page Since 1st of January 2004 go