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江戸天下祭を賑わした江戸の山車は、地方へ分散したり消失している。江戸時代には、赤坂氷川神社の「氷川祭」でも13台の山車が氏子21ヵ町を巡行していたが、その後電線の架設などにより引かれなくなった。これらの山車は、地方へ分散するなどはなく、朽ちるにまかせ原型はなくなったが、9台の山車の部材や人形が赤坂氷川神社の蔵に残っていた。そして平成18年に、この貴重な赤坂氷川山車を後世に残そうと「NPO赤坂氷川山車保存会」が設立され、これらの部材を基に、まず「翁と千歳の二人立」の人形が載る翁山車が修復復元された。非常に嬉しいことである。順次復元するとされるが、多額の費用が必要であることから、「NPO赤坂氷川山車保存会」への入会が求められている。
そして、修復復元された翁山車の完成披露セレモニーが、2007年9月5日に行われた。みち藤様に情報を頂き、見に行った。
セレモニーは、古い山車とは対照的にもっとも新しい施設である「東京ミッドタウン」の広い吹き抜けのガレリア・アトリウムに展示され、関係者が参列する中しめやかに神事やテープカットなどが行われ、伝統文化の伝承と地域の発展が祈られた。
ここまでこぎ着けられたのは、町会はじめ赤坂氷川神社・NPO赤坂氷川山車保存会など関係者のみなさまのただならぬご尽力の賜である。 |
| ● 一連の日程は次のとおり。 |
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| 内 容 |
日 時 |
場 所 |
関連サイト |
翁山車
セレモニー・展示 |
9月5〜12日 |
東京ミッドタウン:ガレリア・アトリウム |
− |
| 赤坂氷川祭 |
9月15日 |
例大祭
14.00〜:翁山車のお披露目巡行 |
NPO赤坂氷川山車
保存会HP |
| 16日11.00〜 |
神幸祭 |
| 江戸天下祭 |
9月29〜30日 |
翁山車の展示 |
(財)
まちみらい千代田HP |
30日
16.00〜20.00 |
翁山車の巡行 |
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「NPO赤坂氷川山車保存会」入会案内
● 会費 正会員 団体:入会金 10000円、年会費 10000円
個人:入会金 2000円、年会費 3000円
賛助会員 団体:一口 10000円 (一口以上) 個人:一口 2000円 (一口以上)
● 入会手続きなどは下記HP、または、事務局へ問い合わせください。
NPO赤坂氷川山車保存会HP
事務局:03−3583−1935 (赤坂氷川神社内) |
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| 赤坂氷川神社の神職による神事が行われた。 |
「NPO赤坂氷川山車保存会」磯野誠一理事長・武井雅昭港区長・東京ミッドタウン社長らによるテープカット。 |
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| 木遣りや神田囃子睦会によるお囃子などもあり、厳粛な中にも晴れやかなお披露目が行われた。 |
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セレモニーは、翁山車を東京ミッドタウンの広い吹き抜けのガレリア・アトリウムに展示し行われた。いつも、100年も150年も経った昔の山車が超近代的な建物に違和感なく溶け込むのを不思議に思うが、翁山車も例外ではない。
東京に残る一番古い山車は、明治5年9月製作の千住氷川神社・千住四丁目の山車(上左裏絵)とされているが全体的な印象がこの翁山車とよく似ており、どちらもどっしりと落ち着いた風格がある。
翁山車の修復は、江戸時代から残る部材を基に、青梅市で3代に渡り車大工を営んでいる峯岸さんが手がけ、このセレモニーで保存会から感謝の言葉があった。
翁山車は、3段の高欄を持つ3層で人形と上枠が上下する江戸型。囃子座には、切妻の格子屋根に唐破風板が付く古い様式のものである。しかし、当時は2輪で牛に引かせたとされるが、今は車を引く牛も見つけにくく、また、経費も掛かることから4輪に改造され、しかも曲がりやすいようにセンターピン式旋回装置になっているなど現状に合うようにアレンジされている。 |
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| 山車人形は、翁と千歳の二人立。 |
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左右・後の下高欄の下に嵌め込んだ彫刻と下幕の刺繍は、亀をデザインしたもので、どちらも当時のものと思われるが保存状態が非常によく見応えがある。また、四方幕には鶴がデザインされており、上下で鶴亀になっている。
当時の人形・枠の上げ下げは、おだまきで行っていたはすであるが、復元された山車は電動に改造されている。
右絵の下部中央に見える小さな車輪をあしらったハンドルは、ブレーキ用で、右裏絵の車輪の右側に接している角棒で車輪の外周を押さえてブレーキをかける。車輪外周には硬質ゴムが貼り付けられているが、乗用車のブレーキペダルによる常用ブレーキのように使うことはできず(硬質ゴムや角棒などの早期摩耗や硬質ゴムの剥がれなどが考えられる)、駐車ブレーキとしか使えないと思われる。 |
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